みなさん、「七夕の日」をご存じでしょうか。
七夕は「星祭り」とも呼ばれ、毎年7月7日に祝われてきました。
七夕といえば、天の川を渡る織姫と彦星の物語が有名ですが、実は私たちが日常生活の中で楽しむことができる素敵なアイデアもたくさんあるんです。
当記事では、七夕の日とは何をするイベントなのか、
そして時間をかけずに楽しめる七夕の日のアイデアについてご紹介致します。


七夕といえば、願い事を書いて笹竹に吊るのが習わしですが、
そもそも七夕ではどんなことが行われるのでしょうか?
- 短冊に願い事を書く:七夕の代表的な行事で、色や形によって願い事の種類が変わります。笹に飾って織女に巧みさを祈ります。
- 七夕飾りを作る:折り紙や紙で作った吹き流しや星飾りなどを笹につけて華やかにします。
- 星にまつわる映画を観る:七夕は天の川が美しく見える日とされています。星空を楽しむために、宇宙や恋愛などのテーマの映画を観るのもいいですね。
- 七夕に関連する絵本を読む:子どもと一緒に七夕の由来や伝説を知るために、絵本を読むのもおすすめです。
- 七夕まつりやイベントに参加する:各地で七夕まつりやイベントが開催されています。浴衣を着て出かけたり、笹飾りや縁日を楽しんだりしましょう。
- 食べ物を楽しむ:七夕の行事食としては、そうめんやちらし寿司などがあります。また、星型のカレーやゼリーなども作ってみると楽しいですね。
- 星座を学ぶ:七夕は牽牛星と織女星が一年に一度だけ会える日とされています。その他の星座や天体についても学んでみると面白いかもしれません。
- 自宅で星空を楽しむ:天気が良ければ、自宅のベランダや庭で星空を眺めるのも素敵です。プラネタリウムや天体望遠鏡なども活用してみましょう。

「七夕の日」を楽しみたい!でも時間が無い…という方のために、
時間をかけずに楽しめるアイデアをご紹介!
- 短冊に願い事を書いて笹竹に吊るす。
- スターライトを楽しむ。
- 七夕の童話を読む。
- 七夕の絵を描く。
- 七夕料理を作る。
- 各地で行われる七夕祭りやイベントに行く。
①短冊に願い事を書いて笹竹に吊るす。

七夕の風物詩といえば、短冊に願い事を書くことですよね。
時間をかけずに楽しむ方法としては、折り紙で短冊を作るのがおすすめです。
折り紙は手軽に手に入るもので、簡単な折り方もたくさんあります。
思い思いの色や柄の折り紙を使って、自分だけのオリジナルな短冊を作ってみましょう!

短冊に願い事を書くときには、色や形にも意味があることを知っていますか?

青色の短冊は〇〇の意味があるみたいな感じですか?

まさにその通りです!
下記をご覧ください!
- 青や緑:「木」を表し、仁徳や人を愛する気持ちを意味します。
- 赤:「火」を表し、礼徳や礼節を重んじた行動を意味します。
- 黄:「土」を表し、信徳や信頼・信用を意味します。
- 白:「金」を表し、義徳や道理を通した行動を意味します。
- 黒や紫:「水」を表し、智徳や学問・技芸の習得を意味します。
自分の願い事に合った色の短冊を選ぶと、願いが叶いやすくなるとも言われています。
②スターライトを楽しむ。

七夕の夜には、星に願い事を込めると叶うといわれています。
時間をかけずに楽しむ方法としては、お部屋や庭にスターライトを飾ることです。
電池で動くスターライトは手軽に手に入り、部屋の中や窓辺に飾るだけで、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
星空を眺めながら、思いを馳せる時間は、心を癒やしてくれることでしょう。
③七夕の童話を読む。

時間をかけずに楽しむ方法としては、七夕の童話や物語を読むこともおすすめです。
図書館やインターネット上で様々な七夕の物語を見つけることができます。
物語に浸りながら、短い時間でも心の中で七夕の世界を楽しむことができるでしょう。
例えば、「織姫と彦星」の物語は、日本だけでなく、中国や韓国などでも伝わっています。
それぞれの国や地域によって、細かい設定や展開が異なります。
どの物語も魅力的ですが、特に韓国の「織姫と彦星」の物語は、感動的なラストが印象的です。ぜひ読んでみてください。

ここでは、七夕で有名な日本の『織姫と彦星』のお話しをご紹介致します。
【織姫と彦星】
天の神様には「織姫(おりひめ)」という娘がいました。
織姫は、毎日毎日、機織り機の前に座って、美しい布を織っていました。
神様は毎日熱心に仕事をする娘が自慢でしたが、お化粧をしたり、着飾ったりしない娘のことが少し心配になり、娘にピッタリの結婚相手を探すことにしました。
神様が地上の若者を探していると、一生懸命、牛の世話をする一人の若者がいました。
「彦星(ひこぼし)」です。
二人は結婚すると、とても仲良く暮らしました。
ところが、しばらくすると二人は仕事をしないで遊んで暮らすようになってしまいました。
織姫が機織りをしないため、天の服は足りなくなり、彦星が牛の世話をしないため、牛たちはやせてしまいました。
神様が注意しても、二人は言うことを聞きません。
怒った神様はとうとう、織姫を天の川の西側に、彦星を東側に引き離してしまいました。
離れ離れになった二人は悲しむばかり…
これには神様も困ってしまい、二人に、「毎日、一生懸命仕事をするなら、年に一度、7月7日だけ会わせてあげる」と約束しました。
こうして二人はまた一生懸命仕事をするようになり、毎年7月7日の夜だけ、会うことができるようになりました。
④七夕の絵を描く。

時間をかけずに楽しむ方法としては、七夕にまつわる絵を描くのもおすすめです。
絵を描くことはリラックスできるだけでなく、自分の想像力を活かす良い機会です。
短冊や星、織姫や彦星など、七夕に関連する要素を自由に描いてみましょう。
絵心がないと感じる方でも、簡単なステップバイステップの描き方やテンプレートを利用することで、手軽に取り組むことができます。
描いた絵は、自分で飾ったり、友人や家族にプレゼントしたりしてみましょう。
⑤七夕料理を作る。

料理好きな方には、七夕にちなんだ料理やデザートを作るのも楽しいアイデアです。
例えば、そうめんを天の川に見立てて盛り付けたり、フルーツを星形にカットしてデザートにしたりすると、七夕の雰囲気が一層楽しめます。

参考までに七夕料理の簡単なレシピやアレンジ方法をご紹介致します!
主食
- 牛乳パックで作る『きらきら星の七夕ちらし寿司ケーキ』:牛乳パックを型にして、星型のちらし寿司を作ります。具材はお好みでアレンジできます。
- さっぱり味の『梅酢を使うちらし寿司』:さくら大根やミョウガの梅酢漬けなど、梅酢がアクセントになるちらし寿司です。暑い日にもさっぱりと食べられます。
- 芳ばしい『ごま油のさっぱりそうめん』:ごま油と醤油で味付けしたそうめんです。トッピングにはハムやキュウリなどを使います。
- つゆをゼリー状に!『キラキラそうめん』:そうめんのつゆをゼラチンで固めて、キラキラした見た目にします。星型のアラザンやフルーツを飾って、七夕気分を盛り上げます。
おかず
- 『七夕ジュレ素麺』:野菜の栄養がぎゅっと詰まったジュレに絡ませて食べる素麺のレシピです。ベジートを使うことで、ゼラチンいらずで作れます。
- 『スプラウトとそうめんのゼリー寄せ』:そうめんやハム、パプリカを天の川に、スプラウトを笹の葉に見立てた、七夕にぴったりのメニューです。
- 『ねこそうめん』:オクラやパプリカで猫の顔を作って、そうめんに乗せます。猫好きの方にも喜ばれるアイデアです。
- みんなでわいわい☆『七夕チーズタッカルビ』:チーズに星形かまぼこや夏野菜をたっぷりと散らした食欲そそるタッカルビです。辛さはお好みで調節してください。
汁物
- 『あんかけ豆腐 ~七夕ver.~』:旬のオクラを星に見立て、七夕らしい豆腐料理を作りましょう。安価で簡単、季節感◎です。
- 『カルピススープ』:カルピスと水だけで作る甘酸っぱいスープです。冷やしても温めても美味しいです。
- 『サワークリーム入りコーンポタージュ』:コーン缶と牛乳だけで作る簡単なポタージュです。サワークリームを加えてコクを出します。
- 『トマトとツナの冷製スープ』:トマトジュースとツナ缶で作るさっぱりとした冷製スープです。バジルやレモン汁で香りをつけます。
スイーツ
- 『星形のお菓子』:星形のクッキーやパイなどは、型抜きするだけで簡単に作れます。
- 『宝石みたいなキラキラゼリー』:ミカン缶詰とゼラチンで作る簡単なゼリーです。宝石みたいなキラキラ感が七夕にぴったりです。
- 簡単!『七夕ゼリーパフェ』:ブルーハワイのゼリーと生クリーム、缶詰のみかんで作るパフェです。アラザンやさくらんぼで飾ってください。
- ゼラチンで作る!『七夕プリン』:卵と牛乳、砂糖、バニラエッセンスで作るプリンです。ゼラチンを使うことで、型に入れずに固まります。
- 『星型パイナップルケーキ』:パイナップル缶とホットケーキミックスで作る簡単なケーキです。星型のクッキー型で抜いて、七夕風にします。
⑥各地で行われる七夕祭りやイベントに行く。

全国各地で七夕を記念したお祭りが開催されます。
こちらは7月7日だけでなく長期で開催されているところもありますので、ご都合のつく時に足を運んでみると良いでしょう。

『日本三大七夕まつり』と呼ばれるお祭りをご存じでしょうか?
- 仙台七夕まつり(宮城県仙台市)
- 湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県平塚市)
- おりもの感謝祭 一宮七夕まつり(愛知県一宮市)
①仙台七夕まつり(宮城県仙台市)

最も規模が大きいのは「仙台七夕まつり」で、毎年、200万人以上の人で賑わいます。
仙台七夕まつりの特徴は、紙や竹で作られた色とりどりの飾りが、商店街や公共施設などに飾られることです。
飾りには、千羽鶴や吹き流し、金魚や鯉などがあり、それぞれに意味があります。
例えば、千羽鶴は平和や長寿を、吹き流しは家内安全や商売繁盛を、金魚や鯉は水難除けや子孫繁栄を願うものです。
また、仙台七夕まつりでは、七夕コンサートやパレードなどのイベントも行われます。
②湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県平塚市)

関東地方では最大級の「湘南ひらつか七夕まつり」は、毎年100万人以上の人が訪れます。
湘南ひらつか七夕まつりの特徴は、約5000点もの手作りの飾りが、約3キロメートルにわたって飾られることです。
飾りには、伝統的な短冊や吹き流しのほかに、アニメや映画のキャラクターなどもあります。
また、湘南ひらつか七夕まつりでは、七夕パレードや花火大会などのイベントも行われます。
③おりもの感謝祭 一宮七夕まつり(愛知県一宮市)

織物産業で栄えた一宮市では、「おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」という名前で七夕を祝います。毎年80万人以上の人が訪れます。
おりもの感謝祭 一宮七夕まつりの特徴は、約3000点もの豪華な飾りが、約1.5キロメートルにわたって飾られることです。
飾りには、短冊や吹き流しのほかに、織物産業にちなんだ布製品や着物などもあります。
また、おりもの感謝祭 一宮七夕まつりでは、七夕パレードや花火大会などのイベントも行続きはこちらです。
いかかでしたでしょうか。
以上、時間をかけずに楽しむ『七夕の日』のアイデアをご紹介しました。
いかがでしたか?
短い時間でも七夕の雰囲気を味わいながら楽しむ方法はたくさんありますので、ぜひ試してみてください。
皆さんにとって、素敵な七夕の思い出が作れますように!
それでは、ご読了ありがとうございました。