みなさん、『ボッサードの法則』をご存じでしょうか。
ボッサードの法則とは、「物理的な距離が心理的な距離に影響を及ぼす」という法則です。
特に「男女間の感情の親密度において物理的距離が近いほど心理的な親密感が増す」という効果です。
この法則は、アメリカの心理学者「ボッサード」が発見したもので、「婚約中のカップル5,000組を調査したところ、33パーセントが半径5ブロック以内に住んでいた」ことから名付けられました。
そしてボッサードの法則は恋愛だけでなく、友達や家族、先生や先輩などとの関係にも当てはまり、私たちの時間の使い方にも影響を与えます。
この法則を活用して、効果的なタイムマネジメントを実践することが可能なのです!
当記事では、ボッサードの法則とはどういう法則なのかそして、ボッサードの法則を活用したタイムマネジメント術についてご紹介致します。


「ボッサードの法則」について詳しくご紹介致します。
ボッサードの法則は、「男女間の関係性において、物理的な距離と心理的な距離が比例する」という法則です。
言い換えれば、物理的な距離が近ければ近いほど、関係性は円滑に進みやすくなり、逆に、遠くにいる場合は、上手くいかないことや問題が生じやすくなるということです。
しかし、この法則は男女間だけでなく、人間関係全般にも適用させることができます。
つまり、友人や同僚、上司や部下など、私たちが日常的に接する人々との距離感も物理的な距離に影響されるということです。
さらに、コロナ禍でリモートワークやオンラインコミュニケーションが増えたことで、物理的な距離と心理的な距離の関係も変化しています。
【例①】
オンライン会議では画面越しに顔を見ることができますが、実際に会っている状態とは違って空気感や表情の細かさが伝わりにくいです。
【例②】
メールやチャットでは言葉だけで伝えることが多くなりますが、声や態度のニュアンスが欠けてしまうこともあります。
これらのことから、物理的な距離が遠くても心理的な距離を縮めるためには工夫が必要だと言えます。


では、「ボッサードの法則」を活用したタイムマネジメントについてご紹介致します。
- 距離を縮める。
- コミュニケーションを活発にする。
- 目標を設定し、優先順位を付ける。
①距離を縮める。
仕事や勉強の際には、周囲の人々との距離感を考慮しましょう。
近くにいる人とは自然に会話が弾みやすく、お互いの理解も深まります。
一方で孤立して遠くにいる人は情報の共有や助けを求めることが難しくなります。
また、リモートワークの場合は、オンラインでのコミュニケーションを積極的に行うことで、チームの一体感や信頼関係を築くことができます。
また、重要なタスクや目標に取り組む際は、できるだけ物理的な距離を縮めるようにしましょう。
例えば、机や作業スペースを整理し、必要なツールや資料を手元に置いておくことで、効率的に仕事に取り組むことができます。
②コミュニケーションを活発にする。
人間関係の構築や仕事の進行において、コミュニケーションは非常に重要です。
物理的な距離が近い状態を保つだけでなく、定期的なミーティングや報告の時間を設けることで、関係性を深めることができます。
③目標を設定し、優先順位を付ける。
タイムマネジメントにおいては、明確な目標を設定し、それに向けた優先順位を付けることが重要です。
タスクの優先順位を考える際にも、物理的な距離を考慮することが有効です。
手元にあるものや近くのタスクにフォーカスすることで、効率的に進めることができます。
遠くのタスクに時間を割く場合は、計画的に調整する必要があります。
また、オンラインでのタスクは、物理的な距離が遠い分、心理的な距離も遠く感じられることがあります。
そのため、期限や目標を明確にし、フィードバックや評価をしっかり行うことで、モチベーションを高めることができます。
このように、ボッサードの法則をタイムマネジメントに取り入れることで、時間と距離の関係を最適化し、効率的に活動することができます。
物理的な距離と心理的な距離は密接に関連しているため、関係性やコミュニケーションにおいても意識して取り組んでみてください。
いかかでしたでしょうか。
ボッサードの法則を活用したタイムマネジメントのポイントをご紹介致しました。
皆さんもぜひ日常の時間と距離の関係に意識して取り入れてみてください。
より効果的なタイムマネジメントが実現できることでしょう。
次回もお楽しみに!
それでは、ご読了ありがとうございました。