みなさん、何かを頑張った時に自分にご褒美をあげたいと思ったことはありませんか?
ご褒美とは、何かを成し遂げたり、努力したりした結果に対して、自分自身や他人から与えられる報酬や贈り物のことを指します。
ご褒美という言葉は、目標達成後に与えられるものとして、ポジティブな印象を持っている人も多いでしょう。
しかし、ご褒美を先に得ることは、逆効果になってしまったりと多くのリスクがあることがわかっています。
例えば、お給料を先にいただく場合と、働いた後にいただく場合では、仕事に対するモチベーションは同じでしょうか?
後者の方がやる気が出るのではないでしょうか?
当記事では、ご褒美を先に得てしまうことによる問題点としっかりと目標達成後に受け取るための方法についてご紹介致します。
ご褒美を先に得てしまうと以下3つの問題が発生いたします。
- 約束を守らなくなる。
- 価値が下がる。
- 欲求不満を招く。
①約束を守らなくなる。
ご褒美を先に与えると、その後の約束を守らなくなる可能性があります。
例えば、子供に「宿題を終わらせたらアイスクリームを買ってあげる」と言って、アイスクリームを先に与えてしまうと、その後の宿題に対するやる気が低下してしまい、宿題を怠ってしまう可能性があります。
これは、ご褒美を先に与えることによって、目標達成のためのモチベーションが低下してしまうためです。
目標達成のために頑張っている途中で、ご褒美を先に貰ってしまうと、その後の努力が報われないと感じてしまい、モチベーションが下がってしまうでしょう。
②価値が下がる。
ご褒美を先に与えると、その後のご褒美の価値が下がってしまう可能性があります。
例えば、子供に「テストで全問正解したら1000円あげる」と言って、テスト前に100円をあげてしまうと、次回のテストで全問正解しても1,000円の価値が感じられなくなってしまう可能性があります。
また、ご褒美を先に与えてしまうと、次の目標達成に向けての動機付けが困難になることもあります。
目標達成に対するモチベーションが下がってしまうため、次の目標に向けた努力をすることができなくなってしまうでしょう。
③欲求不満を招く。
ご褒美を先に与えると、その後の欲求不満を招いてしまう可能性があります。
例えば、ダイエット中に「今日は食べ物制限を緩めて、チョコレートを食べよう」と自分に許可してしまうと、その後の食べ物制限が辛く感じられてしまい、ダイエットを続けるのが難しくなる可能性があります。
このように、ご褒美を先に与えることで、その後の目標達成に向けた取り組みに支障をきたすことがあるため、ご褒美は目標達成後に与えるようにしましょう。
目標達成後にご褒美を与えることで、目標達成に向けたモチベーションが高まり、次の目標に向けた取り組みがしやすくなります。
ご褒美を先に得ようとしてしまう最も一般的な原因は、誘惑に負けてしまうことです。
自分が欲しがっていたものを手に入れたいという気持ちは、目標を達成するよりも優先されることがあります。
そこで、誘惑に負けないためには、目標を達成するために必要なステップをリストアップし、それを実行することが重要です。
また、目標を達成するためのポジティブな影響を考え、自分がそこに到達することで得られるものを想像することも効果的です。
目標が達成された後には、自分自身に適切なご褒美を用意することが大切です。
ご褒美は、自分自身を褒め、前向きな気持ちを持続するためのものです。
ただし、適切なご褒美を選ぶことが重要です。
過剰なご褒美を与えると、自分自身に甘えることになり、次の目標に向けて努力する気力を失ってしまう可能性があります。
そのため、ご褒美は、目標達成に見合ったもので、適度なものを選ぶようにしましょう。
適切なご褒美を選ぶ際のポイントはコレです!
- 「何」を選ぶか。
- 「いつ」与えるか。
- 「どれくらい」与えるか。
①「何」を選ぶか。
ご褒美は、自分自身を褒めるためのものです。目標に合ったご褒美を選ぶことが大切です。
例えば、健康的な食生活を続けた場合には、おいしい食事やスイーツ、または新しい料理の本などが良いでしょう。
②「いつ」与えるか。
目標達成後すぐにご褒美を与えるのではなく、時間をおいてから与えるようにしましょう。
短期的な目標に対しては、1週間程度、長期的な目標に対しては、1ヶ月程度の期間を挟んでから与えると良いでしょう。
③「どれくらい」与えるか。
ご褒美は、目標達成に見合ったものであることが重要です。
目標達成に対して、過剰なご褒美を与えるのは避けましょう。
適度なご褒美を与えることで、目標達成に向けた努力を継続することができます。
ご褒美を先に得る癖がついてしまいどうしても誘惑に勝てない…
そんな方のためにも対策方法としましては、以下のような「形の無いご褒美」を用意すると良いでしょう。
- 家族や友人との遊ぶ時間
- 好きな番組やライブ配信を観る時間
- 外出・旅行の予定を立てる
ここで意識しておきたいことは「この時間にならないと得られない」「すぐには得られない」という状況を作り出すことです。
いかがでしたでしょうか。
私自身、無意識にご褒美を先に得ていたことが何度もあったので、改めて気を付けようと思いました。
少し意味合いが違ってしまいますが、「働かざる者、食うべからず」というような言葉もあるので、ご褒美を先に得てしまうと、約束を守らなくなったり、ご褒美の価値が下がったり、欲求不満を招いたりする可能性があるため、気を付けましょう!
しっかりと目標達成後に適切なご褒美を得ることで、次の目標に向けた取り組みがしやすくなり、より良い結果を得られることでしょう!
さらにはやる気が失われずに済むことで、時間を無駄にしてしまうことが削減されます!
それでは、ご読了ありがとうございました。