みなさん、『左回りの法則』をご存じでしょうか。
「人は無意識に反時計回り(左回り)を選択する」という説からできた法則になります。
コンビニやディズニーランドなどで、お客さんの動線や商品の配置に利用されています。
そしてこの法則は、店舗やイベントの経営・運営の際に用いられますが、タイムマネジメントにおいても活用することができます。
当記事では、左回りの法則とはどういう法則なのかそして、左回りの法則を活用したタイムマネジメント術についてご紹介致します。
「左回りの法則」について詳しくご紹介致します。
左回りの法則とは、人間は自然と反時計回りに行動してしまうという説のことです。
コンビニなどでの導線作りや商品配置に活用されています。
左回りの法則は、一見ささいなようですが、多くの人が集まる場面では無視できない影響を及ぼします。
人間は左に回転することに安心感や活力を得られると、心理学では言われております。
左回りの法則は、さまざまな場面で使われています。
例えば、以下のようなものがあります。
- 陸上競技や野球などのスポーツでは、トラックやベースを左回りに走ります。
- コンビニやスーパーなどの店舗では、入口からレジまでの導線が左回りに設定されており、売れ筋商品や売りたい商品を右側に配置しています。
- お化け屋敷などのアトラクションでは、逆に右回りに設定されており、客に違和感や恐怖感を与える意図があります。
右回り・左回りを判断するときは、時計回り・反時計回りとの照らし合わせのほか、
ある地点の進行方向から見て左と右のどちらに向きを変えながら回転するか、
および進行方向から見て中心点がどちら側にあるかを想像すると非常にわかりやすいです。
「左回りの法則」を活用することで、以下のようなタイムマネジメント効果が生まれます。
①優柔不断の際に即決できるようになる。
②タスクを選ぶ際に違和感を感じることなく、ストレスフリーで作業ができる。
「左回りの法則」を活用したタイムマネジメント術をいくつかご紹介します。
- 会場の導線:左回りに人を誘導することで、混雑を避けたり、効率的に移動させたりすることができます。例えば、ディズニーランドでは、入場口から左側に人気アトラクションが多く配置されていると言われています。
- 商品のレイアウト:左回りに商品を並べることで、お客さんの目に留まりやすくしたり、購買意欲を高めたりすることができます。例えば、コンビニやスーパーでは、入口から左側に人気商品や目玉商品を置くことが多いです。
これらの方法は、時間を節約したり、生産性を向上させたりする効果が期待できます。
ただし、左回りの法則は絶対的なものではなく、例外もあります。
例えば、右利きの人は右回りに行動しやすいという研究結果もあります。
また、文化や習慣によっても左右の傾向が変わる可能性があります。
次に「左回りの法則」を活用したビジネスシーン向けのタイムマネジメント術をいくつかご紹介します。
以下の方法を試してみてください。
- スケジュールの配置
- スケジュールのスタート地点
- 左回りの環境づくり
- レビューと反省
- 左脳の活性化
①スケジュールの配置
スケジュールやタスクのリストを作成する際には、左から右ではなく、反時計回り(左回り)の方向に配置してみましょう。
左上に最も重要なタスクを配置し、時計回りに優先度が下がるように配置していくことで、優先順位が明確になります。
②スケジュールのスタート地点
タイムマネジメントのスケジュールを始める際には、反時計回りの方向から始めることで、意識的に左回りの動きを促します。
これにより、タスクを効率的に進めることができます。
③左回りの環境づくり
自分の作業スペースやデスク周りを左回りに整理してみましょう。
左側に重要なツールや資料を配置し、時計回りに行くほど必要ないものや余計なものを配置します。
これにより、左回りの動きが自然と促されます。
④レビューと反省
一日の終わりには、反時計回り(左回り)の順番で一日の振り返りを行いましょう。
左から右に進むことで、一日の流れや成果を整理しやすくなります。
また、反省や改善点も見つけやすくなるでしょう。
⑤左脳の活性化
左回りの動きは、脳の左半球を刺激しやすくします。
左脳は言語処理や論理的思考に関わると言われているため、タスクの整理や計画立てに役立ちます。
左脳を活性化させるために、言語を使った活動や論理的思考を意識的に取り入れましょう。
いかかでしたでしょうか。
左回りの法則を活用し、左回りで対応していくことで、「優柔不断の際に即決できるようになる。」「タスクを選ぶ際に違和感を感じることなく、ストレスフリーで作業ができる。」というようになります。
今回ご紹介させていただきました、上記の方法を試してみることで、左回りの法則を活用したタイムマネジメント術を実践できます。
みなさんも、1分1秒でも長く時間に余裕を生み出すためにも、是非ともご活用いただけますと幸いです。
それでは、ご読了ありがとうございました。