みなさんは「残りの人生、休日がどれくらい残っているか」考えたことはありますか?
私は考え、そして実際に数えたことがあります。
現在、私には決まった生活基盤があるので、
ある程度の目安を計算することができました。
いざ結果を見ると、
あまりの日数の少なさに衝撃を受けました。
忙しい現代社会では、日々の仕事や家事、
さまざまなタスクに追われることが多く、
自分の時間を見失いがちです。
ふと気づくと、週末があっという間に過ぎ去ってしまい、
やりたいことや休息の時間を確保できていないと感じることもあるでしょう。
しかし、私たちの人生において、休日の数は限られています。
「いつかやろう」と思っていることも、
実はもうあまり多くの機会が残されていないかもしれません。
当記事ではあなたに休日の貴重さを知っていただくために、
私なりの観点から気づいたことをお伝えしていきます。
「人生の逆算」とは、
現時点から未来のゴールや人生の終わりを見据え、
その時間を逆算して行動計画を立てる考え方です。
多くの人が「やりたいこと」をリストアップするものの、
それを実行する具体的な時間や計画を立てることは少ないのではないでしょうか。
逆算思考を用いることで、
やりたいことの達成に向けた現実的なアプローチが可能になります。
実際に20歳の人を例に計算してみました。
20歳~65歳まで働き80歳まで生きることを想定し、
下記2つのライフスタイルの合計で計算します。
・ライフスタイル①
20歳~65歳(社会人)
完全週休2日制(土日祝日休み)
・ライフスタイル②
66歳~80歳(定年退職後)
月20日出勤のアルバイト生活
1年は365日あり、細分化すると以下の通りになります。
- 土日休みは年に約104日
- 祝日は年に約16日
- 年末年始休暇の平均日数は約6日 (祝日2日含む)
- お盆休み(夏休み)の平均日数は約4日
上記を合計すると1年間の休日は約130日前後となります。
そして20歳~65歳までの年数を掛け合わせると
130日(1年間の休日)×46(年数)=5,980日
土日祝日休みの概念がありませんので、1年の出勤数は下記の通りになります。
20日(月の出勤数)×12ヶ月(1年間の月数)=240日
そして上記にて算出した出勤数を1年の日数365日より差し引いた数が休日数となります。
365日(1年間の日数)-240日(1年間の出勤数)=125日
さらに66歳~80歳までの年数を掛け合わせると
125日(1年間の休日)×15(年数)=1,875日
①と②にて算出した数値を合計すると
5,980日(ライフスタイル①の1年間の休日)
+
1,875日(ライフスタイル②の1年間の休日)
=7,855日
例に出した方の生涯の休日日数は残り7,855日となります。
年に直すと約22年となります。
残り60年の人生の内、休日は半分も無いのです!
上記は厳密に計算致しましたが、
下記方法によりもう少しライトに算出することができます。
STEP①平均寿命をもとに逆算する
まずは、自分があとどれくらいの期間生きる可能性があるのか、
平均寿命をもとに見積もります。
たとえば、日本人の平均寿命は男性で約81歳、女性で約87歳です。
これを基に、自分の残りの人生の年数を計算します。
例:
現在30歳の男性が81歳まで生きると仮定すると、残りの人生は51年です。
次に、この残りの年数をもとに、残りの休日数を計算していきます。
STEP②残りの週末の数
週末は年間約52週あるため、
1年間で約104日が休日に該当します。
残りの人生の年数に52を掛けることで、
残りの週末の数を求めます。
計算式:
51年 × 52週 = 2,652週末
これが残りの週末の休日数となります。
ただし、このすべての週末が自由に使えるわけではなく、
家事や用事、冠婚葬祭などのイベントによって一部は使えなくなると考えた方が現実的です。
STEP③長期休暇や有給休暇を考慮する
長期休暇(年末年始やお盆、ゴールデンウィーク)を考慮に入れることで、
さらに休日を加算できます。
1年間に10日程度の長期休暇を取ると仮定すると、
51年で510日となります。
さらに、有給休暇を使うことも考えれば、
年間20日程度の休暇が追加される可能性があります。
これを活用することで、さらに休日数を増やすことができます。
上記計算よりある程度の休日日数の目途が立ったかと思います。
例の挙げた方より年齢が上の方、
出勤日数が多い方はさらに日数が少ないことになります。
休日を有意義に過ごすための計画は、
私たちの生活の質を大きく向上させます。
特に、日々の仕事や勉強で忙しい人にとって、
貴重な休日を無駄にしないための意識的な行動が大切です。
多忙なスケジュールをこなしていると、
自由な時間がますます少なくなり、
せっかくの休日を持て余してしまう可能性があります。
そこで、自分の大切な時間を最大限に活用するための考え方を見直してみましょう。
その上で、みなさんは休日を無駄にしてしまっていたことはありませんでしょうか。
- 「せっかくの休みだし」と、何も決めずに寝坊してしまった
休日前夜の安心感から夜更かしをしてしまい、気づけば翌日の昼過ぎに起床。
遅めの朝食を取ったり、
家事を済ませているうちに、
午後があっという間に過ぎ去ってしまった。
結局、何も特別なことをしないまま1日が終わり、
なんとなく物足りない気分になる。 - 「疲れているから」と、家に引きこもってしまった
平日の疲れがたまっていることを理由に、
「今日はどこにも出かけない」と決めて、
1日中家で過ごしてしまう。
映画やドラマを見始めると止まらず、
気づけば何時間も経過。
結局、ほとんど外に出ることなく、体も重く感じるまま終わってしまった。 - やることを決めずに街に出かけて、ダラダラとウィンドウショッピング
「特に予定はないけれど、家にいるのももったいない」と思い、
街に出かけるも、特に目的がないため、
ただブラブラ歩いてしまう。
何となく店に立ち寄っては商品を眺め、
時間を消費しているだけで、
特別な収穫もなく1日が終わる。 - スマホやSNSに没頭して気がついたら夕方
朝起きたときに「今日はゆっくりしよう」とスマホを手に取り、
ニュースを読んだりSNSをチェックしたりしているうちに、
時間がどんどん過ぎていく。
最初は「少しだけ」のつもりが、
いつの間にか数時間経過してしまい、
何もしていない罪悪感が残る。 - 「せっかくだから友達を誘おう」と思ったが、結局連絡せず
休日の朝、「今日は友達と会おうかな」とぼんやり考えるが、
結局タイミングを逃して誰にも連絡しないまま、
午後になってしまう。
出かけるには遅い時間となり、
1人で過ごすことを選んでしまう。 - 「今日は何か趣味に没頭しよう」と思いながらも、行動に移せない
趣味や興味のあることに取り組もうと思いながらも、
「あとでやろう」と後回しにしてしまい、
他のことに気を取られて結局1日が終わってしまう。
趣味の道具は手に取ったものの、
結局、心の準備が整わずにそのまま放置してしまう。
こうした経験がある方は少なくないでしょう。
休日が訪れると、
解放感や自由さに安心しきってしまいがちですが、
何もしなければ時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
1日を無駄にせず、
満足感のある休日を過ごすためには、
事前の計画と適切な行動が大切です。
残りの休日数が限られていると意識することで、
時間の使い方についても見直すきっかけとなります。
以下は、時間を有効に使うための具体的な方法です。
やりたいことリストを作成する
まずは、自分がやりたいことや達成したい目標をリストアップしましょう。
旅行、趣味の習得、自己啓発、本を読む、映画を見るなど、
どんな些細なことでもかまいません。
このリストを作ることで、
自分の価値観や優先順位を明確にすることができます。
目標に優先順位をつける
リストアップした目標の中で、特に重要なものに優先順位をつけます。
「これは今すぐにやるべきことか?」
「5年後、10年後で問題ないか?」
といった観点から考えてみましょう。
優先順位をつけることで、
現実的に達成可能な目標にフォーカスでき、
時間を効率的に使えるようになります。
小さな目標に分解する
大きな目標は、小さなステップに分解することで達成しやすくなります。
たとえば、「海外旅行に行く」という目標を持っている場合、
行き先の選定、予算の確保、
旅行計画の作成といった小さなタスクに分けて進めることが重要です。
休日の過ごし方次第で、人生の充実度は大きく変わります。
以下は、限られた休日を有効活用するための具体的なアドバイスです。
予定を立てすぎない
休日を充実させたいがために、
あれこれ予定を詰め込みすぎてしまうことはありませんか?
これでは、むしろ疲れてしまい、
リフレッシュするどころか逆効果になることもあります。
休養の時間や自由な時間を意識的に設けることで、
心身ともにリセットすることが大切です。
デジタルデトックスを行う
スマートフォンやパソコンに常に接続されていると、
心が落ち着かず、本当にリラックスすることが難しくなります。
休日の一部をデジタルデトックスの時間に充て、
自然の中を散歩したり、本を読んだり、
手書きの日記を書いたりしてみるのもおすすめです。
新しいことに挑戦する
普段の生活でなかなか挑戦できない新しいことにチャレンジするのも、
休日の有効な過ごし方です。
料理教室、スポーツ、新しい趣味など、
自分を成長させるような活動に時間を使うことで、
人生における新たな喜びを見つけることができます。
休日を有意義に過ごすために大事なことは事前に予定を決めておくことです。
目覚めてからが休日なので、
休日当日の時間を少しでも確保するためにも前日までに予定を決めておくことが理想です。
予定通りに動く、
目的をこなすことで達成感を感じ、
「今日は良い休日を過ごせた!」と思えることでしょう。
事前にしっかりと計画を立てておくことで、
休日を有意義に過ごし、
心身ともにリフレッシュすることができます。
その結果、仕事への活力が湧き、
次の休日を楽しみにする気持ちが生まれるのです。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事より、“休日1日”の価値そして大事さが理解していただけたでしょうか。
休日は有限という事実は変えようがありません。
そのため1日でも多く充実した休日を迎えることを心がけてみることで、
「せっかくのお休みの半分を寝て過ごしてしまった…」
「あの時もっと遊んでおけば良かった…」
といった将来の後悔を減らすことに繋がりますよ。
それでは、ご読了ありがとうございました。